夏はまだか

・茹だるような暑さがやってきた。今年はあんまり雨が降らなかった梅雨が明けて、日本特有のジメッとした暑さが夏本番と言わんばかりに身体に纏わりついてくる。

 7月はもう1/3が終わっていて、夏は始まっているのかもしれないのだけれど、ぼくの夏はまだ始まっていない。あいつが居ないのだ。あの五月蠅いあいつが。

 

 夏になるとどこからでも蝉の鳴き声がうんざりとするほど聞こえてくる。この鳴き声が聞こえると夏が始まったなぁと思うのだ。実際に夏が始まって蝉が鳴きだすと、その鳴き声だけで暑く感じるから静かにしてほしいものだと思うのだけれど、居なければ居ないでこれまた物足りなさを感じる。いわばクラスのお調子者のような存在なのだろう。

 

 そういうわけで今日は蝉についてちょっと調べてみた。調べてみると面白いもので、なんと気象庁があぶらぜみの初鳴き日を観測していたりする。大阪では去年は7月8日に初鳴きしていたみたいだけど、今年はまだ観測されていない。夏はまだかなぁと思うぼくの気持ちはどうやら当たっていたらしい。

 見てみると面白くて、那覇では去年は6月2日で今年は5月25日には観測されている。流石沖縄だと思う。年がら年中蝉が鳴いてても不思議じゃないくらいだ。

 

 もう一つ面白い発見があって、それは蝉は実は1ヵ月ぐらいなら生きていられるそうだ。こどもの頃から蝉は長い間地中に居て1週間だけ地上に出てきて鳴き声を上げる生き物だと信じ続けてきたけど、それは俗説らしくてセミが木の樹液しか食べない上に夏の虫なのに夏の暑さに弱いから飼うのが難しいことからによるんだって。

 まぁ確かに子供のころよく友達が蝉を捕まえてたけど、餌なんてことは一切考えずとりあえず捕まえてたよね。そう考えると子供って時に残酷なんだよなぁ。

 

 そんなこんなで僕の中の夏はまだ始まっていない。家でずっとクーラーをつけていたり、お風呂上りに冷えた飲み物をグッと飲んだり、半袖のシャツ1枚で寝たりしているけれどそれでも始まっていないのだ。蝉が鳴かないと始まらないのだ。

 

 今日も読んでくださりありがとうございます。

 我が家の犬はもうすでに夏バテモードです。