良い適応と悪い適応

・冷房がずっと点いている話はこの前にしたけれど、

 あれから我が家の冷房は設定温度が27度から26度に下がっている。

 驚くべきことに26度でも既に若干の暑さを感じるようになっている。

 原因は一つで身体が26度に慣れてしまったのだ。

 お風呂に浸かると身体が思いのほか冷えていることに気づくけど、

 それでも普通に過ごしている分にはなんとも言えない暑さがある。

 

 人間の慣れ、つまり適応能力って案外侮れないと思う。

 ぼくは大学に入るまで男子校みたいな生活を送っていたから、

 実は女の子と喋るようなことはほとんどなかった。

 生徒会関連で辛うじて女子生徒と話すことはあっても、

 お互いが事務作業だと割り切ってるから、

 話す内容も決まってて雑談なんてすることはなかった。

 そんなぼくも今や、普通に軽口を叩きあうぐらいは出来るようになった。

 もちろん入りたての時はかなり苦労をしたけど、

 気が付いた時には普通に挨拶して、世間話ぐらいはするようになっていた。

 ぼくのこの話はあくまで一例だけど、みんなもきっとあると思う。

 気が付いたら仕事の内容を一通り軽くこなせるようになってたり、

 最初は辛かった部活の練習が辛くなくなってたりとか。

 

 ここまで良い適応の話をしてたけど、もちろん悪い適応もある。

 携帯で何でも調べられるからか、最近は特に漢字や英語のスペルが思い出せない。

 最初はど忘れだと思ってたけど、もうここ最近は疑う余地すらない。

 これも人間の適応、なんて流すのは簡単だけど出来たことが出来ないって辛いよね。

 

 良い適応も悪い適応もぼくたちの無意識の中だから受け入れるしかない。

 だからこそ普段から意識して「これに慣れてきたけど、どうなんだろう」

 と自分に問いを投げかけてみるのぐらいがいいのかもしれない。

 そうすれば自分の中で良い適応と悪い適応の分別は意識的に出来ようになるから、

 ちょっとは良い適応に溢れた人間になれるのじゃないかな。

 

今日も読んでくださりありがとうございます。

おじいちゃんになっても適応力は高くありたいものですね。