ラジオから流れる青春

・バイト先では開店前の準備や閉店後の片付け中にラジオを流している。

 流しているのはFM802だから、世俗に疎いぼくにはてんでわからない。

 流行りと思われる音楽が流れていて、時々懐メロやぼくでもわかる音楽が流れる。

 実際、準備や片付けをしながら聴けるのか言われると答えはノーだ。

 聴いているというよりは聞いてるの方が正しい。

 

・そんなぼくにとって一番楽しみなのはお便りのコーナー。

 ぼくはこういうのに送ったことはない、一度は送ってみたいけどね。

 ちなみに流している曲が曲だからか、お便りは中高生や大学生が中心だ。

 特に中高生のお便りが多くて、聞いていると微笑ましい気持ちになる。

 試験が大変だ!とか、受験どうすればいいですか!とか、

 好きな子と今度デートすることになったけど気を付けることはありますか?とか。

 こういうのを聞くと青春だなあと思う。

 

 大学生になっても悩むことはあっても結局はなんとなく流せてしまう。

 それだけ自分にある程度の余裕が出来たということなのかもしれないのだけれど、

 それはそれでなんだか寂しい気がする。

 中高生の時って自分の事でとてもいっぱいで物事を俯瞰的に見れないよね。

 でも歳を経るとちょっとずつ周りが見えるようになって、

 迷惑かけてたことに気づくし、助けられてたことにも気づく。

 で、今度は自分がしてあげる方になろうと努力をする。

 それはとてもいいことなんだけど、やっぱり寂しく思うのはどうしてだろう。

 

 今のぼく達はきっと前よりは俯瞰的に見れるようになった。

 だけどその代償として自分の前だけを見続けることが出来なくなってしまった。

 だってそうすると失うものがあることに気づいてしまったからね。

 そう考えると青春というのはリスクを受け入れてでも、

 自分のしたいことをやり通せるだけの勇気のことなのだろう。

 だからぼく達は中高生にいつまでも憧憬しちゃうのかもね。

 

今日も読んでくださりありがとうございます。

青春の事を考えるとちょっぴり涙もろくなる歳になりました。